シチュエーションごとのネクタイの選び方とは?
シーンに適したネクタイ選び!

ビジネスマンに欠かせないスーツスタイルでは、ネクタイによって印象がガラリと変わります。ネクタイには様々なカラーや柄がありますが、それぞれに意味があることを知っていますか?ここでは、カラーや柄の意味と共に、シチュエーションごとのネクタイの選び方についてお届けします。

シチュエーション別ネクタイの選び方について

ネクタイ

ミーティング・商談

ミーティングや商談を行う際には、大体、少人数で行う場合が多いですよね。また、一対一の商談である場合もあります。そんな時のネクタイ選びで大切なことは、相手へ安心感や信頼感を与えるカラーのネクタイを選ぶことです。おすすめなのは、ブルーやネイビーが基調のネクタイであると外しません。ブルーやネイビーというのは、好感を得られやすいカラーであり、また、知的な印象や誠実さも相手に与えることができます。

また、濃いカラーになればより落ち着きのある印象になり、逆に、薄くて明るいカラーになれば爽やかな印象を与えます。緊張感のあるミーティングや商談のシーンにおいては、お互いにリラックスできる効果もあるので最適です。あまり派手なデザインは避けて、落ち着きのある柄がおすすめです。

プレゼンテーション

プレゼンテーションを行う際には、相手に上手く提案していく大事な場であるので、自らを鼓舞して、クライアントや上司に自らの熱意を伝えることが大事になりますよね。そんな時におすすめのネクタイカラーは、朱色やレッド色が最適です。朱色やレッド系というのは、情熱的で行動力を感じさせるカラーになります。

なので、プレゼンテーションのように大事なビジネスシーンの場において、自分の熱意をアピールする際に効果的といえます。濃いカラーは信頼感が増し、明るいカラーは親しみ感を与えます。デザインは奇抜なものでなく、カラーの特徴である情熱的魅力をシンプルに表した無地やレジメンタルおすすめです。

会食・接待・パーティー

会食・接待・パーティーを行う際には、緊張感を解して会話がスムーズに弾む環境が大事になります。そんな時におすすめのネクタイカラーは、イエロー系が最適です。イエロー系ネクタイというのは、明るく元気でポジティブな印象を与えます。なので、会話も積極的に弾みやすい効果があるからです。デザインは、チェック柄などがおすすめです。

TPOに応じたネクタイ選びの重要性

ネクタイは、ビジネスシーンにおけるスーツスタイルのアイテムの一つですが、ネクタイのカラーや柄などによって周りの人が持つ印象は変わります。たとえば、欧米大統領の就任演説では、自分の情熱を国民に訴えて記憶に残すために、レッド系ネクタイを着用することが多いことを知っていますか?このように、ビジネスシーンにおけるTPOに適したネクタイ選びで、相手の印象を変える効果があるのです。

自分の印象を変えることができれば、自ずと成果にも変化が表れます。ビジネスシーンのTPOに応じたネクタイ選びで、落ち着き感、信頼感、安心感、熱意など、色々な気持ちや姿勢を訴えかけていくことができるのです。なので、TPOに応じたネクタイ選びにより取り組む姿勢を変えていくことができます。

ビジネス成功へ導くポイント

ネクタイ選びに関して、日頃から自分で意識して実践していくと、ビジネスの成功へも繋がる要素にもなるのです。ビジネスマンが身につけるネクタイというのは、カラーや柄を組み合わせながらビジネスシーンのTPOに応じて選ぶことは、自分の人となりを表現するツールの一つでもあります。はじめは各ビジネスのTPOに応じ、自分のお気に入りネクタイを一つ選んでみるのも良い方法です。そして、そこからカラーや柄を変えいき、少しずつ種類を増やして、シーンに適したネクタイを身につけていけるようにしましょう。

ネクタイの柄選びのポイントについて

ネクタイ

無地

シンプルな無地は、品性、誠実、清潔感などを表現できるネクタイの王道です。昨今、カラーネクタイが主流にもなってきていますが、結婚式では白無地ネクタイの着用マナーがありますよね。また、お葬式では黒無地ネクタイの着用など、冠婚葬祭でも無地ネクタイは定番です。これは、ビジネスシーンでも同様で、ハズレがない柄といえます。しかし、素材には注意が必要で、素材というのは柄で誤魔化しがきかないので、生地素材や劣化が目立ちます。なので、無地ネクタイは品質の良いものを選ぶのがポイントです。

ストライプ

ストライプは、ビジネスシーンの定番柄です。中でも、レジメンタルストライプは、勤勉で知的な印象を与えることができます。元々レジメンタルという単語には、連隊という意味があり、特定の大学や軍隊所属の意味を持っています。なので、海外の方と会う際には、無地や小紋柄を選ぶのがベストです。日本では定番柄になるので、ストライプの太さや間隔でイメージコントロールすることができます。太いストライプは決断力や実行力、細いストライプは真面目や洗練さ、ミックスは個性的など、ストライプのデザインで印象も変わってきます。リーダーシップ発揮では太め、真面目なシーンでは細め、というようにシーンごとにストライプを使い分けることもできます。

小紋柄

小紋柄は、小さな柄が散りばめられたネクタイデザインです。幾何学模様、お花、動物、紋章など、色々とバリエーションがあり、プレゼントにも喜ばれる柄となっています。上品な印象になるので、会議や商談など大事なシーンにも着用可能です。小紋柄は好感度の高い柄になるので、モチーフデザインの意味の有無も確認しておきましょう。

ドット柄

ドット柄は、相手にきちんとした印象を与えることができます。カラーの選び方によって、上品、親しみ感、爽やか感など自在にコントロール可能です。特定の意味や主張があるわけではないので、あらゆるシーンに使用しやすいです。ビジネスシーンでは王道柄です。ピンドットはクラシックで誠実、コインドットは親しみやすい、ポルカドットはフランクでユニークなど、ドットの大きさで異なるイメージを持ちます。ドットが大きくなる程、カジュアルな印象なので、ビジネスシーンではピンドットが無難です。

ペイズリー柄

ペイズリー柄は、勾玉や草花などがモチーフで独特の曲線を描いたデザインです。華やかな柄になるので、食事会やパーティーにおすすめです。細かなデザインであれば、上品で誠実な印象になります。また、織りで表現したペイズリー柄はクラシックで貫禄があり、プリント柄はモダンな雰囲気になります。ネクタイカラーと織り糸を同系色にして、小さめの柄を選ぶのがおすすめです。

チェック柄

チェック柄は、カジュアルで明るい印象になります。なので、ビジネスシーンでの着用にはテクニックが必要です。タータンチェックは、カジュアルなのでビジネス向きではありません。スーツに合わせるのであれば、千鳥格子などはおすすめです。

まとめ

ネクタイ

ここでは、カラーや柄の意味と共に、シチュエーションごとのネクタイの選び方についてお届けしてきましたが、いかがでしたか?ネクタイには、カラーや柄が豊富にあり、一つ一つに個性があって、周りの人に与える印象も変わってきます。ネクタイマナーや知識があると、ネクタイを着用する楽しみ方も変わってきますよね。シチュエーションごとに適したネクタイを選んで、ネクタイを色々変えて着用を楽しみましょう。